インビザライン

インビザライン矯正とは?

インビザライン(Invisalign)矯正は、透明なマウスピースを用いて歯並びを矯正する、新しい歯科矯正システムです。
現在、世界100ヵ国で提供されており、世界中で1000万人以上の方が治療を受けた実績(2021年5月現在)があります。

インビザライン矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置なので目立ちません。
そのため、矯正装置を装着していても周りから気づかれることはほとんどなく、従来のワイヤー矯正のように見た目を気にする必要がありません。

ブラケットを装着する従来のワイヤー矯正ができなかったという方でも、インビザライン矯正なら目立たないので安心です。
また、金属アレルギーのある方にもおすすめの矯正方法です。

アライナーとよばれる透明なマウスピースを1日20時間以上装着し、7日ごとに次のアライナーに交換します。
これを繰り返して歯を少しずつ動かし、歯並びを改善します。

アライナーは、治療前から治療後の歯並びまで、少しずつ歯を移動させた状態で作製するため、このアライナーを装着することで歯に矯正力がかかり、歯並びを改善することができます。

歯列全体の治療計画のシミュレーション『クリンチェック』

歯列全体の治療計画のシミュレーション『クリンチェック』

治療前に歯の移動を動画・画像で見られる!

インビザライン矯正では、3D 治療計画ソフトウェアを使うことにより、治療開始から完了までの歯の移動を、コンピューター画面上で画像および動画で確認することができます。

このコンピューターによる治療前の3Dシミュレーションを「クリンチェック」といい、これを使用することで、より精度の高い治療が可能になります。

ワイヤー矯正とは異なり、インビザライン矯正ではこの「クリンチェック」で治療計画をさまざまな角度から詳しくご確認いただけるので、患者さまにとっては、治療を受けるかどうか判断する大きな手がかりになります。

万が一、患者さまの理想とする歯並びにならないことが「クリンチェック」の段階でわかれば、精密検査とクリンチェックのみで終了し、治療を行なわないという選択をしていただくこともできます。

また、抜歯が必要な症例や、重度の出っ歯やガタガタの歯など、一般的なマウスピース矯正では治療が困難とされる症例でも、インビザラインであれば短期間部分的なワイヤーやゴムを併用することで、幅広い治療が可能になりました。

  • 歯列全体の治療計画のシミュレーション『クリンチェック』
  • 歯列全体の治療計画のシミュレーション『クリンチェック』

幅広い症例に対応できる、世界で最も普及しているマウスピース矯正

インビザラインは、軽度の部分矯正から難易度の高い全体矯正、主に中高生を対象としたケースまで、幅広い症例に対応しています。

インビザラインには、幅広い症例に対応できるスタンダードな「インビザライン・コンプリヘンシブ」(Invisalign Comprehensive)、軽度の症例や部分矯正に適した「インビザライン・ライト」(Invisalign Lite)、「インビザライン・エクスプレス」(Invisalign Express)、「インビザライン go」(Invisalign go)、6歳~10歳前後を対象とした「インビザライン・ファースト」Invisalign First)があります。

なお、マウスピース矯正で一般的に治療が困難とされる症例を治療するには、精密な診断、高い技術力、豊富な治療経験が大きなポイントとなります。
当クリニックでは、これらの症例にも対応しているので、他の医院で難症例と判断された方も、ぜひご相談ください。

「インビザライン・コンプリヘンシブ」「インビザライン・ライト」「インビザライン・エクスプレス」「インビザライン・ファースト」

また、インビザラインは現在、世界100カ国以上に導入されており、これまでに世界で1000万人以上の方が治療を受けた実績があります。

最新の歯科矯正理論と、米国アライン・テクノロジー社独自の3次元画像化技術や、CAD/CAM(光造形)などの技術を融合させることによって、誤差のない精度の高いインビザライン・アライナーを作製することができるので、より良い治療結果へと導くことができます。

大学の研究機関や学会などでは、インビザライン治療に関する多数の研究や臨床報告がなされており、日々進化している矯正装置です。

アラインテクノロジー社公認インビザラインクリニカルスピーカー

インビザライン・アジアパシフィックGPアドバイザリーボード・メンバー

当クリニックの院長は、インビザライン公認 Faculty(クリニカルスピーカー)として、歯科医師を対象としたセミナーの講師を務めております。また、インビザラインに関してアラインテクノロジー社から助言を求められるアジアパシフィックGPアドバイザリーボードの公認メンバーです。

インビザラインの治療実績により決定されるステータスのなかで、上位ステータスであるインビザライン・ダイヤモンド・プロバイダーに認定されています。

インビザラインを開発したアラインテクノロジー社からの公認は、五十嵐歯科室 新宿マウスピース矯正クリニックのこれまでのインビザライン治療への取り組みや治療実績が評価された証だと考えております。当クリニックでは、治療精度の向上や効率化を図り、従来の矯正費用より低価格でご提供できるように努めております。

インビザライン矯正について気になる点などがありましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。インビザライン公認クリニカルスピーカーである矯正担当医が最適な方法をご提案いたします。

非抜歯の矯正治療法、当クリニックでのインビザライン治療

3Dデータ

当クリニックでは、できる限り歯を抜かない非抜歯での矯正治療を心がけています。

インビザライン矯正では、小臼歯を抜く一般的な矯正治療よりも歯の傾きなどをコントロールしやすいので、小臼歯を抜かずに良好な噛み合わせを実現しやすくなります。

ただし、非抜歯矯正は健康な歯を抜かずに済む反面、診断や治療計画が適切でないと治療期間が長くなったり、治療後の後戻りのリスクが高くなることがあります。

当クリニックでは、歯科用CTや3Dシミュレーションによる詳細な3Dデータと、インビザライン矯正の豊富な経験をもとに、正確な診断を行い最適な方法をご提案しております。抜歯と非抜歯、両方の治療が可能な方にはそれぞれの治療計画をご提案し、どちらにするかご検討いただいています。迷われる方には、できる限り非抜歯の矯正治療を行うようにしています。

インビザライン矯正のメリット

  • 目立ちにくく、話しやすい

    透明で薄いマウスピース型の矯正装置をつけるので目立ちにくく、ワイヤーやブラケットがないので発音にもそこまで大きく影響せず、話しやすい装置です。

  • 取り外しが可能で衛生的

    歯磨きのときなどにご自分で取り外し、しっかりと歯を磨けるだけでなく、アライナー自体の洗浄もできるので、いつも衛生的にお使いいただけます。

  • いつも通りに食事ができる

    ワイヤーやブラケットがあると、食事のときに装置にひっかかりやすいものや、着色しやすいものを控える必要があります。しかし、インビザライン矯正であれば、食事のときにアライナーを取り外せるので、いつもどおりしっかりと味わい、制限されずに食事を楽しむことができます。

  • 装着時の痛みが少ない

    3Dシミュレーションで治療計画を立案し、1つのアライナーでの歯を動かす距離を小さくしているので、他の矯正治療に比べ痛みが少ないのが特徴です。

  • 通院回数が少ない

    基本的に8~12週間ごとに1回の通院となるので、通院回数が少なくすみます。

  • 金属アレルギーの方も安心

    金属の矯正装置を使わないので、金属アレルギーの方でも安心してお使いいただけます。

インビザライン矯正のデメリット

1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる

1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる

インビザライン矯正治療では、アライナーを1日20時間以上装着する必要があります。アライナーの装着時間が短いと、歯が計画どおりに動きません。治療期間が長くなるだけでなく、アライナーが合わなくなってくるため、再製作が必要になることもあります

インビザライン矯正の治療期間は、歯の状態、矯正する部分、治療を開始する年齢などによって異なりますが、一般的に全体矯正で1~3年、部分矯正で3ヵ月~1年ほどです。

1日のアライナーの装着時間が長いほど治療効果が現れやすくなるので、治療期間を短縮できます。

インビザライン矯正での治療期間

全体矯正と部分矯正で異なる治療期間

全体矯正と部分矯正で異なる治療期間

インビザライン矯正の治療期間は、歯の状態、矯正する部分、治療を開始する年齢などによって異なりますが、一般的に全体矯正で1~3年、部分矯正で3ヵ月~1年ほどです。

1日のアライナーの装着時間が長いほど治療効果が現れやすくなるので、治療期間を短縮できます。

インビザライン矯正の注意点

治療中の食事

治療中の食事

ワイヤー矯正とは異なり、アライナーを外していつもどおりに食事ができるので、食事の制限はありません。食事が終わったら、歯を磨いてからアライナーをつけてください。

飲み物は、水であればアライナーをつけたまま飲んでも問題ありません。アライナーをつけた状態での食事や、糖分・酸味のある飲み物の摂取については、虫歯のリスクが高くなるため、まずはご相談下さい。

虫歯・歯周病

虫歯・歯周病

虫歯や歯周病が重度の場合には、インビザライン矯正を始める前にきちんと治し、歯と歯肉が健康な状態になってからインビザライン矯正を始めます。

軽度の虫歯は、インビザライン矯正中に虫歯治療を行うことも可能です。かぶせ物や詰め物を交換する必要が生じた場合も、当クリニックでは歯の形が変わらないように治療することができるので、矯正治療を中断する必要はありません。

当クリニックでは一般歯科を含め総合的な歯科治療をご提供し、必要に応じて速やかに虫歯・歯周病治療を行えるのでご安心ください。

話しにくさ・聞き取りにくさ

話しにくさ・聞き取りにくさ

アライナーをつけたまま話すと、相手が聞き取りにくいと感じる場合があるので、いつもより少し口を大きく開けてはっきり話すようにすれば、ほとんど支障はありません。

最初は話しにくさを感じますが、ほとんどの方がすぐに慣れるようです。

抜歯矯正・非抜歯矯正

抜歯矯正・非抜歯矯正

当クリニックでは、できる限り非抜歯での治療を心がけていますが、決して非抜歯矯正を推奨しているというわけではありません。抜歯した方が良好な結果を得られると判断した場合には、抜歯しています。

症例によっては、抜歯と非抜歯両方が可能な方がいらっしゃるので、それぞれの治療計画をご提案し、お選びいただいています。ご自分での判断が難しい方には、非抜歯での治療をご提供しています。

インビザライン矯正で失敗しないために

インビザライン矯正で失敗しないために

インビザライン矯正に失敗する最大の理由は、アライナーの装着時間を守らないことにあります。アライナーを外せることはインビザライン矯正のメリットでもありますが、装着時間(1日20時間以上)を守らないと、計画どおりに治療が進みません。 アライナーを外せるからといって、外している時間が長くならないよう、自己管理を行うことが大切です。

また、インビザライン矯正には、従来の矯正治療の経験や知識だけでなく、インビザライン治療に特化した技術や知識、経験が必要になります。より確実なインビザライン治療を受けるためには、これらの要件を満たした担当医の治療を推奨いたします。当クリニックの担当医は、インビザライン公認のクリニカルスピーカーとして、他のインビザラインドクターを対象に講演や技術の指導などを行っていますので、ご安心ください。