症状別治療例│五十嵐歯科室併設 新宿マウスピース矯正クリニック | 五十嵐歯科室併設 新宿マウスピース矯正クリニック

症状別治療例

叢生(そうせい)/乱杭歯(らんぐいば)、八重歯

  • 歯が歯列から飛び出している
  • 食べ物のカスが歯の間に残る
  • 笑ったときに八重歯(犬歯)が見える

このような症状を「叢生(そうせい)/乱杭歯(らんぐいば)、八重歯」といい、顎と歯の大きさのバランスの悪さが影響しています。顎の骨が狭い、あるいは顎に対して極端に歯が大きくなると、歯は歯列から飛び出したり重なり合ったりして生えてきます。歯を磨きにくいため虫歯や歯周炎になりやすく、ひどくなると歯周病を引き起こすこともあります。

歯のデコボコ(叢生)は、歯が並ぶための十分なスペースがないために生じています。そのため、デコボコ(叢生)の矯正では、歯をきれいに並べるために必要なスペースを確保していくことが重要となります。治療期間は、不足しているスペースの大きさや、スペースをつくるためにかかる時間によって大きく異なります。

歯のデコボコ(叢生)をマウスピース矯正で治療することが可能かどうかは、不足しているスペースの大きさや、歯の位置・傾きなどによって総合的に判断する必要があります。
歯の重なりやデコボコが少ないケースでは、マウスピースのみで治療できる可能性が高いといえます。
歯のデコボコが大きい、不足しているスペースが大きいケースでは、マウスピースのみでの治療が困難な場合があります。なぜなら、スペースをつくるために抜歯が必要であったり、歯を大きく動かす必要があるからです。
しかし、このようなケースでもワイヤー矯正を併用したり、補助的な矯正装置を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が可能になります。
また、特定のマウスピースを使用することで、マウスピースだけでの矯正が可能なこともあります。

歯のデコボコが大きいケースでのマウスピース矯正治療では、正確な診断と綿密な治療計画がとても重要です。

30代 女性:叢生(歯のデコボコ)の治療例30代 女性:叢生(歯のデコボコ)の治療例

  • 前歯の歯並び(叢生)を非抜歯によるマウスピース矯正で改善しました。

    歯並びが徐々に揃ってくると歯肉の黒ずみ(メラニン色素)を気にされるようになったため、矯正治療中にEr:YAGレーザーによる歯肉のホワイトニング (メラニン色素除去・ガムピーリング)を行いました。歯の矯正と同時に健康的なピンク色の歯肉を取り戻すことができました。

  • 症状 前歯の歯並び(叢生)
    治療期間 約1年7ヶ月

空隙歯列・正中離開

  • 歯と歯の間が空いている
  • サ行などが発音しにくい

このようなすきっ歯の状態(空隙歯列)は、顎と歯の大きさが合っていない場合や、必要な歯が生えてこない場合などが原因で起きます。特に前歯の中央に隙間がある状態を「正中離開(せいちゅうりかい)」といいます。審美的に目立つだけでなく、歯と歯の間に隙間があるため言葉が漏れて発音しにくくなります。

すきっ歯(空隙歯列)の矯正治療を行なう場合、隙間の大きさや嚙み合わせによってマウスピース矯正が可能か判断します。

隙間が少なく嚙み合わせに問題がないケースでは、マウスピースのみで治療できる可能性は高いといえます。前歯の中央に隙間がある歯並び(正中離開)で、その隙間が小さければ、短期間のマウスピース矯正で効果的に見た目を改善することができます。歯並びの状態によっては、上顎だけ、前歯だけの部分的なマウスピース矯正で治療できる可能性があります。
隙間が数ヵ所ある場合や上下の嚙み合わせのバランスが悪いケースでは、上下全体的なマウスピース矯正が必要になります。

隙間が大きいケースや嚙み合わせに問題があるケースでは、マウスピースのみで治療することが困難な場合があります。
しかしこのようなケースでもワイヤー矯正を併用したり、補助的な矯正装置を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が可能になります。
また、特定のマウスピース矯正法を使用することで、マウスピースだけでの矯正が可能なこともあります。

20代 男性の治療例20代 男性の治療例

  • 上下の前歯に全体的に隙間がみられました(空隙歯列)。

    上下顎のマウスピース矯正で前歯中央の隙間(正中離開)や他の部分の隙間を閉じて歯並びを改善しました。

  • 症状 上下の前歯に全体的に隙間
    治療期間 約7ヵ月

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

  • 上の前歯が前に突き出ている
  • 口を閉じると上唇が上った状態になり閉じにくい
  • 口を閉じると口元が不自然に歪む

これは「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」という状態で、一般的に「出っ歯」とよばれています。考えられる原因には、前歯の角度が大きい、上顎が成長し過ぎている、下顎の未発達、過去に指しゃぶりの癖がある、などがあります。また鼻炎や蓄膿症などの疾患や癖で口呼吸をしている方にも多く見られます。

出っ歯(上顎前突)は、上の前歯が傾斜して標準より前に出ているケースと、下顎の未発達などにより上顎全体が下顎より相対的に前に出ているケースがあります。
出っ歯(上顎前突)をマウスピース矯正で治療することが可能かどうかは、出っ歯の程度やその原因、嚙み合わせの状態などで総合的に判断します。また、出っ歯の状態をどのくらい改善したいかによっても、治療法や治療期間は変わります。

軽度の出っ歯であれば、マウスピースのみで治療できる可能性が高いといえます。
ただし、出ている前歯を一般的なマウスピース矯正で後ろに下げると、上下の嚙み合わせが深くなったり、前歯が長く見えたりするため、適切なマウスピース矯正法を用いる必要があります。

出っ歯の程度が大きいケースや嚙み合わせに問題があるケースでは、前歯を後ろに下げるために抜歯が必要であったり、歯並びを全体的に大きく動かす必要があります。そのため、一般的なマウスピース矯正法での治療は困難となります。
マウスピースだけで治療を行なう場合、特定のマウスピース矯正法を用いる必要があります。また、ワイヤー矯正を併用したり、補助的な矯正装置を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が多くのケースで可能になります。

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

  • 上顎の前歯がかなり前方に突出している状態(出っ歯/上顎前突)でした。

    短期間での上顎前突の改善を希望されたため、非抜歯によるマウスピース矯正で治療を行ないました。

  • 症状 上顎の前歯がかなり前方に突出している状態
    治療期間 約1年

反対咬合・下顎前突・受け口

  • 歯を噛み合わせたとき、下の歯が上の歯より前に出ている(噛み合わせが逆になっている)
  • 顎が前に突き出ている
  • 上顎に比べ、下顎が発達している
  • 物を食べたとき、うまく噛みくだくことができない
  • 会話中、言葉が聞き取りにくいと言われることがある

「下顎前突(かがくぜんとつ)」「反対咬合」と呼ばれる状態で、「受け口」ともいいます。
原因は2つあり、1つは遺伝的なものです。もう1つは後天的なもので、「上唇を噛む」「舌を突き出す」などの生活習慣や癖などが影響しています。永久歯に生え変わった後に矯正治療を行なうことで、改善できます。

受け口(反対咬合/下顎前突)は、上顎の発達が弱い、上顎の前歯が後ろに傾斜している、下顎が過度に発達しているなどの場合にみられます。
下顎が過度に発達して、上下の顎の大きさが極端に違う場合は外科手術を併用した矯正が必要になりますが、軽度の受け口の場合は、マウスピース矯正で改善できる可能性があります。

上顎の前歯が内側に入っている場合は、マウスピースで上顎の前歯を前方に出すことで、逆になっている噛み合わせ(反対咬合)を治すことができます。
下顎の前歯が前に出ている場合は、下顎の歯を後ろに下げて受け口を改善します。

受け口の程度が大きいケースでは、前歯を後ろに下げるために抜歯が必要であったり、歯並びを全体的に大きく動かす必要があります。そのため、一般的なマウスピース矯正法での治療は困難となります。マウスピースだけで治療を行なう場合、特定のマウスピース矯正法を用いる必要があります。
また、ワイヤー矯正や補助的な矯正装置を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が可能になります。

40代 男性の治療例40代 男性の治療例

  • 前歯の受け口(反対咬合/下顎前突)をマウスピース矯正で改善しました。

  • 症状 前歯の受け口(反対咬合/下顎前突)
    治療期間 約11ヶ月

開咬(オープンバイト)

  • 口を閉じたとき、上下の歯が噛み合わず隙間ができる
  • 舌を前方に突き出す癖がある

このような症状を「開咬(かいこう)/オープンバイト」といいます。これらは指しゃぶりや舌を唇から突き出す、口呼吸をするといった子どものころの癖が原因になっています。上下の前歯を閉じたとき隙間ができるため、食べ物を前歯で噛み切るのが難しく、横の歯で噛むようになります。また発音しづらいため言葉が不明瞭になり、聞き取りにくくなることもあります。

開咬の治療は、上下の前歯の隙間が閉じるように徐々に歯を移動させていきます。顎が狭く歯を動かすためのスペースがない場合は抜歯が必要になります。また、骨格のずれが著しい場合には、外科治療を行なう場合もあります。

開咬をマウスピース矯正で治療できるかどうかは、開咬の程度や、噛み合わせの状態などで総合的に判断する必要があります。
開咬が軽度の場合は、マウスピースのみで治療できる可能性があります。マウスピースのみでは困難なケースでも、補助的な矯正装置やワイヤー矯正を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が可能になります。

30代 男性の治療例30代 男性の治療例

  • 上の前歯が前に出ており、上下の前歯の間に隙間がある状態(開咬)でした。

    上下の奥歯を後方移動させる非抜歯マウスピース矯正により噛み合わせを改善しました。

    矯正治療後に、形が合っていなかった前歯の差し歯2本をセラミックで治療しました。

  • 症状 上の前歯が前に出ており、上下の前歯の間に隙間がある状態
    治療期間 約1年10ヵ月

深い噛み合わせ・過蓋咬合(ディープバイト)

  • 歯を閉じたとき前歯が深く噛み合っている
  • 上の歯で下の歯が隠れる

このような症状は「過蓋咬合(かがいこうごう)/ディープバイト」といいます。これは噛み合わせが深過ぎる状態で、早い時期に乳歯を失くした、虫歯で奥歯を失ったままにしている、顔の骨格の不調和などが原因として考えられます。笑ったときに下顎の歯が見えなかったり、上顎の歯ぐきが見えたりします。また、噛み合わせが極端に深くなると、前歯を使って食べ物を噛み切ることができなかったり、上顎の内側の歯肉を下の前歯で傷つけて炎症を起こしたりすることがあります。下顎の運動が妨げられて下顎が後ろに下がるため、顎関節症などを引き起こす可能性もあります。

深い噛み合わせ(過蓋咬合)の治療は、その原因に合わせて深くなっている噛み合わせを浅くしていきます。上または下に突出している前歯を顎骨の中に押し込んだり、低くなっている奥歯の噛み合わせを高くすることで、深い噛み合わせを改善していきます。

深い噛み合わせ(過蓋咬合)をマウスピース矯正で治療できるかどうかは、過蓋咬合の程度やその原因、嚙み合わせの状態などで総合的に判断します。軽度の過蓋咬合はマウスピースのみで治療することが可能ですが、重度の場合はマウスピース矯正では困難となります。
しかしこのようなケースでもワイヤー矯正を併用したり、補助的な矯正装置を併用することで、マウスピース矯正を主体とした治療が可能になります。
また、特定のマウスピース矯正法を用いることで、マウスピースのみでもより効果的に改善できる場合があります。

20代 男性の治療例20代 男性の治療例

  • 上の前歯が下の前歯に深くかぶさっている過蓋咬合の状態でした。

    また、前歯がでこぼこになっており(叢生)、右の一番後ろの奥歯が水平的に完全にすれ違っている状態(シザーズバイト/鋏状咬合)になっていたいため、マウスピース矯正で治療しました。

  • 症状 上の前歯が下の前歯に深くかぶさっている過蓋咬合の状態
    治療期間 約1年1ヵ月

交叉咬合(こうさこうごう)・鋏状咬合(シザーズバイト)

  • 下の奥歯が上の奥歯より外側に出ている
  • 前歯の噛み合わせが逆になっている(上の前歯が内側に入り込んでいる)
  • 上下の噛み合わせが互い違いになっている

このような状態を「交叉咬合(こうさこうごう)」といい、奥歯が逆になっている場合を「臼歯部交叉咬合」、前歯が逆になっている場合を「前歯部交叉咬合」といいます。
原因は、上下の顎の大きさや、顎と歯の大きさの不一致などですが、遺伝的な場合と環境的(後天的)な場合があります。特に、臼歯部交叉咬合は、顎関節症や顎変形症、顔貌の左右非対称など引き起こす可能性があります。
上下の歯が逆になっている噛み合わせ(交叉咬合)は、上下の顎の大きさや、顎と歯の大きさのバランスの悪さなどが原因で起きています。そのため、小さい上顎や上顎歯列を広げたり、大きい下顎や下顎歯列を小さくするなどして改善します。

交叉咬合をマウスピース矯正で治療できるかどうかは、上下の顎や歯列の大きさや、不足しているスペースの大きさなどによって総合的に判断する必要があります。
1本~数本程度の歯が逆になっているケースでは、マウスピースのみで治療できる可能性が高いといえます。
奥歯全体の噛み合わせが逆になっていたり、噛み合わせが深い状態で大きくずれているケースでは、マウスピースのみでの治療が困難な場合があります。

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

  • 下顎が左側にずれており、下顎の前歯と奥歯が上の歯より外側に出ている状態(交叉咬合 / 反対咬合)でした。

    歯並びと顎のずれをマウスピース矯正で改善しました。

  • 症状 下顎の前歯と奥歯が上の歯より外側に出ている状態
    治療期間 約1年3ヵ月

矯正後の後戻り

矯正治療をして、せっかく歯並びがきれいになっても、そのままにしておくと歯は少しずつ元の位置に戻ってしまいます。これを「後戻り」といいます。
当クリニックでは、「他院で治療を受けて歯並びをきれいにしたけれど、後戻りしてしまった」という方のために、マウスピース矯正を行なって再び歯並びをきれいにする治療を行なっています。

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

  • 10代の頃にワイヤーによる抜歯矯正を行っており、再度ワイヤー矯正は行いたくないとのことだったため、マウスピース矯正により前歯のガタガタ(叢生)を治療しました。

    マウスピース矯正と同時に、ホームブリーチ(ホームホワイトニング)も行い、歯も白くきれいになりました。

  • 症状 前歯のガタガタ(叢生)

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

  • 他院でのワイヤー矯正治療後に、固定式のリテイナー(保定装置)で前歯を固定していました。
    しかし、下の前歯に隙間ができてきたため、マウスピース矯正で治療しました。
    マウスピース矯正と合わせて、変色していた前歯の詰め物を詰め物の治療できれいにしました。

  • 症状 他院でのワイヤー矯正治療後に固定式のリテイナーで前歯を固定
    治療期間 約2ヵ月

部分矯正

部分矯正は、歯列全体を矯正するのではなく、出っ歯の部分など気になるところだけをピンポイントで矯正する方法です。
見た目、装着感ともにマウスピースの全体矯正と変わらず、しかもピンポイントで歯を動かすので、治療期間を短縮できるというメリットがあります。

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

上顎前歯だけの部分的なマウスピース矯正で、前歯の歯並びを改善しました。

20代 女性の治療例20代 女性の治療例

患者さまのご希望により、上顎だけの部分的なマウスピース矯正で前歯の隙間を治療しました。

20代 男性の治療例20代 男性の治療例

患者さまのご希望により、上顎だけのマウスピース矯正で前歯の噛み合わせを治療しました。

ブライダル矯正

結婚式のために治療期間も短く、費用も抑えたいという要望にお応えしたマウスピース矯正の治療例になります。
見た目を整えるため、ホワイトニングや白い詰め物等の治療も行っております。

30代 女性の治療例30代 女性の治療例

  • 結婚式を控えていたため、前歯の歯並びをマウスピース矯正できれいに揃えました。なるべく短期間で費用を抑えた方法で治療を行いました。

    前歯に失活歯による変色もみられたため、矯正治療と同時に歯のホワイトニングウォーキングブリーチ法ホームブリーチ法)を行い、自然な歯の色を取り戻すことができました。

    矯正治療後に色の合っていないプラスチックの詰め物や銀歯をレジン治療とセラミック治療できれいにしました。

  • 症状 結婚式のための短期間矯正、ホワイトニングなど
    治療期間 約7ヶ月